保護管型熱電対
一般的に保護管型熱電対は熱電対素線に絶縁管を通し、磁製及び金属保護管によって保護したタイプの熱電対セット(アッセンブリ)製品です。
絶縁管や保護管材料の選定については、使用条件により素線や他材料の寿命に影響しますので、充分に配慮検討する必要があります。
熱電対用保護管
金属保護管 | |
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金属保護管は気密性,水密性があり主に選定される理由として、耐衝撃性,急熱急冷に強い事があげられる |
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非金属保護管 | |
非金属保護管は耐熱性に優れており高温化での使用が可能で機密性、耐食性、電気絶縁性が高いという特長がある |
構成部材
保護管型熱電対は保護管以外にもいくつかの部材で構成され、各使用箇所に合わせ部材を選定する必要があります。また、現在使用している熱電対の問題点も、部材を変更する事により解消する可能性もあります。選定、変更を誤ると寿命を早めたり、危険な場合もありますので、充分に注意する必要があります。
単品での販売もしております。右図部材呼称でお問い合わせいただければ、すぐに確認できます。
絶縁管 | |
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絶縁管は素線の両極が交わらないように絶縁し、且つ内部で直接保護管に接触しないように素線に通している主にセラミック製の絶縁碍子 |
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端子 | |
端子は端子板,端子台とで構成され、使用状況により大きさやタイプを選定する必要があります。 |
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サポート(カラー・ソケット) | |
端子と保護管(主に磁製保護管)を接続する部材で、金属保護管の各材質でも製作可能です。 |
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付属品 | |
使用条件や設置状況に合わせて、付属品の取扱いもございます。フランジ,ニップルは熱電対を固定する仕様で多く使用され、受け側の状況に合わせて各規格を販売しております。 |
熱電対標準仕様(保護管型)
型式図面表・型式対応規格表 | |
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保護管型熱電対の型式図面表および型式対応規格表です。 |